てぃくる 1054 笑えってか [てぃくる]
当事者は笑い事では済まないと青くなっているが
傍観者は概ね笑っている
何もかも笑い飛ばせると自称しているが
笑い者にされると烈火の如く怒る
時が経てばいつか笑い話になるよねと言いながら
いつまで経っても笑えないのが笑える
笑気ガスで筋肉が弛緩して笑っている顔と
笑いたくないのに笑みを繕っている顔は似ている
腹の底から笑えたことはほとんどないが
腹の底が怒りで煮えたぎることはよくある
笑うと緊張をほぐすことができるが
笑われると緊張が極限に達する
笑いが止まらないとだんだん苦しくなるが
無理やり笑わされるのは最初から最後まで苦しい
◇ ◇ ◇
ということで、オオワライタケです。
本家ワライタケは、誰も口にしようとは思わないまずそうな姿をしているので、このオオワライタケによる中毒の方が多いように思います。
肉質でどっしりしたキノコですが、蒸れたような不快臭があり、肉は苦く、味も決してよくありません。それでも毒抜きして食べる人がいるそうですから、世の中広いなあと思います。
わたしも悪食ではありますが、さすがにこいつを食べようとは思いません。笑いたいなら落語でも聞いた方がいいや。(笑
栗一粒 笑わぬ者の前に置く
Laugh Out Loud by Jason Gray
てぃくる 1053 いつの間にか [てぃくる]
(^^;;
というわけで、ツルボです。
秋の気配とともにいつの間にか現れ、いつの間にか消えている。とても不思議な球根植物です。ヒガンバナのような強烈な存在感がないので、ああ居るのかという認識がふわりと生じて、すうっと消えていく……そんな印象になりますね。
でも、よーく確かめると。いたるところにひょこひょこいっぱい生えています。ものすごくタフなんですよね。葉っぱだけの状態だと、イネ科の雑草に紛れて全く目立ちません。花が上がらないとそこにいることを認識してもらえないんです。
その花も長期間咲くということではないので、どうしても地味な印象になりますよね。
ちなみに、有毒なので食べることはできません。そっと鑑賞するだけにしておきましょう。
なにもかも和らげて咲く蔓穂かな
Soft Gentle Brilliant by Corey Kilgannon
ちょっといっぷく その226 [付記]
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
本編休止中です。新型コロナからは回復しましたが、まだ本調子ではありません。そろそろ平常運転に戻したいんですが、なかなか……。
◇ ◇ ◇
とにかく、こう暑くてはどたまのエンジンがちっとも回りません。残暑を引っ張るって言っても、普通はせいぜい八月いっぱいがいいとこですよねえ。九月になっても連日三十度台半ばじゃ、根性が保たないです。
ベランダの緑ものも猛暑のダメージを食らってしまったし、入れ替え戦をしようにもベランダが灼熱地獄で、思うように動けません。まさに踏んだり蹴ったりです。
元気なのはどこかに餌が落ちてないかなあとうろつくスズメバチと、涼ませてくれーと集まってくるカメムシども。来んでいい、来んで!(-_-;;
◇ ◇ ◇
猛暑の影響でダメージを食らっているのはわたしだけでなく、わたしがよく被写体にする樹木類も軒並みぼんぼろりんです。猛暑よりも少雨の悪影響が大きく、すでに葉が落ちてしまったり、葉縁から褐変したりと、ビジュアルが……ねえ。
きのこ類は死んだふりをしてるし、苔も茶色になったまま。虫も大発生するものは撮れますが、それ以外は極端に少ないです。こういう年もあるのだと割り切るしかないんでしょうけど……。なんだかなあ。
◇ ◇ ◇
別館のてぃくるをnoteに移動中ですが、900話台まで来ました。もう少し移動させて一段落、かな。
note移植分のてぃくるは、こちらでご覧いただけます。
note:マガジン『てぃくる』
◇ ◇ ◇
定番化させるつもりでコマーシャル。
アメブロの本館で十年以上にわたって書き続けて来た掌編シリーズ『えとわ』を電子書籍にして、アマゾンで公開しました。第1集だけ300円。残りは一集400円です。
予定より遅れましたが、先日最新作の第28集を刊行しました。ぜひお買い求めください。
kindke unlimitedを契約されている方は、全集無料でご覧いただけます。
本編休止中です。新型コロナからは回復しましたが、まだ本調子ではありません。そろそろ平常運転に戻したいんですが、なかなか……。
◇ ◇ ◇
とにかく、こう暑くてはどたまのエンジンがちっとも回りません。残暑を引っ張るって言っても、普通はせいぜい八月いっぱいがいいとこですよねえ。九月になっても連日三十度台半ばじゃ、根性が保たないです。
ベランダの緑ものも猛暑のダメージを食らってしまったし、入れ替え戦をしようにもベランダが灼熱地獄で、思うように動けません。まさに踏んだり蹴ったりです。
元気なのはどこかに餌が落ちてないかなあとうろつくスズメバチと、涼ませてくれーと集まってくるカメムシども。来んでいい、来んで!(-_-;;
◇ ◇ ◇
猛暑の影響でダメージを食らっているのはわたしだけでなく、わたしがよく被写体にする樹木類も軒並みぼんぼろりんです。猛暑よりも少雨の悪影響が大きく、すでに葉が落ちてしまったり、葉縁から褐変したりと、ビジュアルが……ねえ。
きのこ類は死んだふりをしてるし、苔も茶色になったまま。虫も大発生するものは撮れますが、それ以外は極端に少ないです。こういう年もあるのだと割り切るしかないんでしょうけど……。なんだかなあ。
◇ ◇ ◇
別館のてぃくるをnoteに移動中ですが、900話台まで来ました。もう少し移動させて一段落、かな。
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◇ ◇ ◇
定番化させるつもりでコマーシャル。
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◇ ◇ ◇
十月後半には長い間ペンディングになっていた本編を少し進めたいなあと思っていますが、新コロと夏バテからの回復次第ですね。(^^;;
ご意見、ご感想、お気づきの点などございましたら、気軽にコメントしてくださいませ。
でわでわ。(^^)/
「いやあ、ほんまに暑かった。干上がった上に黒焦げになってもた」
「いや、あんた生まれつきそういう姿やろ」
(^^;;
てぃくる 1052 忙しすぎるわ [てぃくる]
「こうね、なんていうかね、ちまちま感がね、ひどすぎるのよね」
「んだ。あたいたち、動き回ってる割には、アガリが少ないっていうか」
「でもね、花がそんなに多くない時期だしね、ぜいたく言ってられないよね、せっせとね、集めないとね」
「うう、それにしても、こんなに休みなしっていうのは、どうにもなあ」
ぶつくさ言いながら、ミツバチがタラノキの花で採蜜にせいを出していました。春から初夏にかけての花いいっぱいの時期ならば、もっと効率よく採蜜できる花を探すのでしょう。でも、晩夏から秋にかけては花がぐっと少なくなります。
タラノキやヌルデなど夏遅くから秋にかけて咲く花は、ミツバチにとってとても大事なパートナーになるのでしょう。
花よりも黒熟した実が目立つようになれば、秋もぐっと深まってきます。
早生柿の青みに顔を描いておく
Work by Charlotte Day Wilson
てぃくる 1051 名残を見上げる [てぃくる]
てぃくる 1050 ウイッグ? [てぃくる]
個性的なウイッグだねって言われたけど、地毛なんだよね。
で、これ本当にぼくの毛なんだよと言おうと思ったら、その前にもうしぼんじゃった。
ちゅうことで、キカラスウリの花です。
雌雄異株なので、画像のは雄花ですね。
カラスウリの花は夜に咲いて朝にはしぼむんですが、キカラスウリの花はカラスウリより少しだけ長く花が開いてます。翌日の昼くらいまで繊細な花を鑑賞することができます。
この場所。毎年、素晴らしくたくさんの花を見せてくれるので見学者が熱心に見てくれるのはいいんですが。必ず聞かれるんですよね。
「実はならないんですか?」
へえへえ。あいにくオトコノコなもので。(笑
錆缶に文字だけ残る天瓜粉(てんかふん)
Flowers and Lace by The Grascals
てぃくる 1049 とんぼの仮装 [てぃくる]
てぃくる 1048 愚痴をこぼす [てぃくる]
俺のこどもや
(^^;;
(^^;;
暑い暑い暑い暑い暑い……。
一夏中ずっとその愚痴しかこぼしてなかったように思います。
もし愚痴に色と形があったなら、画像のような状態になっていたことでしょう。
ちなみに、画像のきのこはスミレホコリタケ。ホコリタケとありますが、散っているのは埃ではなく、胞子。鮮やかな紫色なので、とても目立ちます。
残念ながら口にできるものではありませんけどね。(^^;;
『心』も『知』も入っているのに
愚痴はあまり切実でもハイソでもない
Grumble by Gary Boyle
てぃくる 1047 早まったか [てぃくる]
「なあ、俺らちょっと早まったんちゃうか?」
「独立するにはまだ早かったよな」
「そんなん、ずっと前からわかっとるわ。俺は独立する気なんざなかったで」
「ニートまっしぐらか!」
「いや、そこまではようせえへんけど、まだ中身ないし」
「だよなあ……」
ちゅうことで。まだ青いうちに落ちてしまったシラキの実がしわだらけでぼやいてました。
アクシデントがあったのか、親木がこいつらもう要らんと放り出したのか、ともあれ。
彼ら自身が早まって飛び降りたわけではないことを、代わりに弁明しておきます。(笑
早まつて食す可からず石の梨
Socio by Stone Sour
ちと追記:
この期に及んで、新型コロナをビンゴしてしましました。(^^;;
しばらくレスポンスが悪くなります。
ご容赦ください。m(_"_)m
てぃくる 1046 輪郭を解く [てぃくる]
梅雨が明けてからというもの、日差しという日差しが熱の角をぎりりと立てて地表をあまねく白く灼き尽くしてきた。
時折訪れる雷雨の慰めはほんのわずかで、かつ気まぐれだ。ほぼ一ヶ月近くまとまった降雨に恵まれぬまま、乾き切った地表には事切れた枯れ草が倒れ伏している。
生き物の気配は熱に押しつぶされてひどく薄くなり、濃いのはどこまでも眩い炎光と、それに辛うじて抗った者が落とす黒焦げの影だけだった。
だが。解けてきたのだ。
光の束が、徐々に。
輪郭がぼやけ、そこから夏がほつれる。
隙間にわずかな風が流れ込む。
ああ、そうだ。
猛暑、酷暑に悩まされた今夏も、滾(たぎ)りの矛(ほこ)を収めて徐々に過ぎ去りつつある。
地表に落ちた陽光が陽炎を作れなくなれば。
火傷を慰めるそよ風にくるぶしが洗われるようになれば。
夏がまた一つ。
思い出の中に退いてゆく。
秋立つや万物ゆると流れ初む
Early Autumn by Mezzoforte