てぃくる １１０７ 陽の雫

どれだけ抱えても　受けきれない
どれだけ掲げても　放ちきれない





抱えた端から　零れてしまう
掲げた端から　溢れてしまう

　満開のサンシュユ。
　葉が開く前に咲く黄色い花は数多いんですが、サンシュユの黄色は輪郭が淡くて圧迫感がないのに、しっかり存在を主張するんですよね。

　それは、まるで零れ落ちて四方に散りゆく陽光の雫のよう。
　春爛漫が来る少し前に膨らむ暖かさを、そこはかとなく予感させてくれます。





　　春光に絹糸結び放ちけり






Honeydew　by Singto Conley ft.Hikaru Station

コメント 4

陽光の雫・・・日本酒の名前になりそうな響き(^^ゞ
by mitu (2024-03-21 08:46) 

サンシュユとにかく華やかで美しい。
by JUNKO (2024-03-21 19:01) 

＞mituさん

コメントありがとうございます。(^^)

お、日本酒の銘とな。それはいいかも。
酒の種類としては垂れ口かな。(^^)

by 水円　岳 (2024-03-23 23:34) 

＞JUNKOさん

コメントありがとうございます。(^^)

木いっぱいに花がつくと、黄金色に輝きます。
花の黄色はいいけど、これが花粉だと……。
いやいや無粋な連想はやめておきましょう。(^^;;

by 水円　岳 (2024-03-23 23:36)