てぃくる 1102 新型迷彩 [てぃくる]
「隊長! 迷彩というのは、こうなんちゅうか。べろーんと引き伸ばしたジグソーパズルみたいな模様だと思っていたのですが」
「そいつは密林の中で有効なパターンだ。整った林内では逆に目立つ。散光を模したドット柄の方が目立たないのだ」
「なるほど! 迷彩というのは奥深いものなのですね」
「うむ」
「でもお……」
「なんだ」
「俺たち、とんでもなく目立ってると思うんすけど」
(^^;;
散り斑のアオキに真っ赤な実が生っています。
緑と赤は補色の関係ですので、赤い果実は葉の緑に引き立てられとても目立ちます。タネを鳥に運んでもらう必要があるので、目立ってナンボなんですよね。
でもアオキの実にはほとんど果肉がなく、味もよくありません。好んで食べようとする鳥はあまりいないようで、かなり長い間残っているんですが。在庫一掃セールでもあるのか最終的にはほとんどなくなり、薄暗い林内のあちこちにアオキの芽生えが見られるようになります。
斑入りのアオキは園芸種ですが、種子にそのまま性質が引き継がれるようで、林内でもちょくちょく見かけるんですよね。ちなみに、この散り斑。薄暗い林内では逆に目立ちます。真っ赤な果実だけでなく、葉っぱも迷彩にはなっていません。(笑
目立ちたくないと後方へ下がれば下がるほど
後ろでは目立ってしまう
Appeal by Kirk Franklin