てぃくる 1095 チョコの作り方 [てぃくる]
「バレンタインでしょ? 手作りチョコ、いいかなーと思ってさ」
「おいしく出来てたら、喜ぶよ」
「なによ、それ。わたしにそんなの絶対できないみたいな!」
「じゃあ、作り方言ってみ」
「ええと。てきとーな板チョコをばりばり割って、丼に入れる」
「……(この時点で、もう絶対にアウト)」
「それをレンチンして、どろどろに溶かす。とかしたやつを氷水に浸けて冷やす」
「それって、丼型のチョコになるよな」
「質より量よ」
「あほー。歯が立たないだろ」
「てか、うまく固まらなかったんだよねー」
「加熱しすぎて分離したんだろ。で、どうしたんだ?」
(オオミノコフキタケの断面)
コンクリート流し込んで固めた
コンクリート流し込んで固めた
削岩機がないと砕けないものはさすがにアウトでしょう。チョコフレーバーのコンクリートを誰が食べるのか、大いに興味あるところですが、わたしは遠慮しときます。(笑
ちなみに、画像のきのこはコンクリート製ではないものの、歯が立たないと思います。もちろん、チョコ味もしません。身体にはいいかもしれませんが、試す気はしません。(^^;;
恋人たちの守り神は無情にも
恋人たちにチョコの試練を課す
Chocolate Song by Tori Amos
てぃくる 1094 引っかけ [てぃくる]
てぃくる 1093 いいかげん [てぃくる]
「おおーい」
「なんだー」
「もう咲いていいのかー?」
「いいんちゃうかー」
「どのくらい咲いていられるんだー?」
「好きなだけー」
「っても、萎れるだろー」
「次が咲けば問題なしー」
「じゃあ、満開がいつかわからんだろー」
「満開になって喜ぶ人はそうそうおらんと思うぞー」
「そっかー」
「そだー」
◇ ◇ ◇
いつの間にか咲いて。
いつの間にか盛りを過ぎる。
梅や桜が次々に咲き継ぐ頃には、蝋梅の木がどこにあったかすら定かでなくなる。甘く漂っていた芳香も、記憶には色をつけることができない。
蝋梅の花は、春を告げるにも春を染めるにも淡過ぎるのだろう。いいかげんがわからず、いいかげんにしか咲かない。まあ、それがいいかげんというものなのだろう。
蝋梅の咲き切ってなお二つ三つ
Early Spring by The Michael O'Neill Quartet
てぃくる 1092 寄るな触るな弾けて飛ぶぞ [てぃくる]
見た目のインパクトは強烈なんですが、見た目ほどはちくちくしないノゲシのロゼット。
じつは食用になるんですよね。若葉と若い茎が食用部位で、茹でたあと水に晒して苦味を和らげ、歯触りとほろ苦さを楽しむそうです。
ただ、茎にはところどころに隔壁があり、丸ごと茹でると爆発するそうな。
まさに弾けて飛ぶ……ですね。お湯ならまだしも油にそのまま投入すると大惨事になりますので、決して試さないようお願いします。(^^;;
そういや棘の凶暴さでは一二を争うアメリカオニアザミも食用になるんですが、採取するには棘が……ねえ。怪我をするので、こちらも手出しはやめときましょう。(^^;;
薄氷(うすらい)に映らぬ人の顔を描く
Where the Thistle Grows by Bonnie Grace
てぃくる 1091 背中合わせ [てぃくる]
「すごくいいことがある時って、背中合わせに落とし穴があるんだよな」
「落とし穴?」
「そう。たとえば、宝くじの一等前後賞が当たったーっ! って身震いして」
「組違いね」
「んだ。憧れの彼女がにこやかに手を振って走り寄ってきて」
「隣の男に言うわけだ。待ったー?」
「うう。すごく楽しみにしていたコンサートにキメキメで出かけて」
「チケットが前日のだった、と」
「ゲームの難局面をやっとこさクリアして、さあ次のステージだっ! って喜んだら」
「セーブを忘れてどつぼった、と」
「そんな風に、いいことには背中合わせに不幸もついてるわけ」
「で? 何が言いたい?」
「ヒラタケが大量発生してて、舞い上がって喜んだんだけどさ」
「ほう? うまそうじゃん」
「でしょ? でも、前の日がめっちゃ寒くて、凍ったらしい」
「……腐ったか」
(T^T)
きのこの冷凍保存はできますが、凍ったのが溶けてしまうと傷みが一気に進むんですよね。日干しの方がまだまし。がっかり……。
そういえば冷凍みかんを見なくなったな
Frozen Heart by 8bite
てぃくる 1090 五線譜 [てぃくる]
(^^;;
どんな曲だったんでしょうねえ。
電線に鉄条網にノブドウとヘクソカズラのつる。五線どころか数十線になってます。ところどころに干上がった果実のおたまじゃくしと、ススキのスラー。
見ている分には楽しいですが、楽譜を見て演奏するのは無理そうです。(^m^)
楽譜を見なくても弾けるが
見るふりをすると上手く見える
UFO Tofu by Bela Fleck And The Flecktones
ファニーなジャケットですが、演奏は凄まじいですよ。
リズミカルな曲なのにリズムが取れません。(^^;;
てぃくる 1089 物騒な装備 [てぃくる]
「どこぞの国みたいに、ばかみたいにばんばん打ち上げることはないよ。もったいないからな。それでも装備はしとかないと抑止力にならん」
ぶっぱなすとどうなるわけ?
「もさもさ茂るだけだよ」
アラカシの冬芽。結構個体差が大きくて、短いもの、長いもの、太いもの、細いもの、白いもの、赤いものと様々です。画面のはかなりごついので、来年は景気よくがんがん伸びることでしょう。
画像を撮った位置は林縁なので、日当たりがいいんです。そういうところの芽はがっつり大きくしておくということなのかなあ。
ともあれ、連中のぶっ放したやつはしっかり刈り込まないと。
……わたしの居場所がなくなります。(^^;;
鎌風や二つに裂けし竹叫ぶ
If I Had A Rocket Launcher by Bruce Cockburn
てぃくる 1088 すっかり枯れている [てぃくる]
「俺たちも、すっかり枯れちまったな」
「しゃあない。そういう人生だ」
「もう一花ってのは、やっぱり無理か」
「……まあな。だけどよ」
「うん?」
「おまえ、もともと花咲かんだろ」
「それもそうだ。で、おまえも枯れて割れないと意味がないんだろ?」
「ちぇ。ばれたか」
騙されてはいけませんよ。ヤマノイモもワラビも、地下で着々と来年の準備を進めています。枯れ果てているというのは、我々を油断させるためのポーズにすぎないのかも。(笑
ヤマノイモの莢果の割れているところには、翼を持ったぺらぺらの種子があります。ワラビもよく探せば、どこかの葉裏に胞子のうが見つかるかも。枯れてはいても、ぼーっと突っ立ってるわけではないようです。
もっとも、いつまでも地上部が残っていると邪魔なので、いずれ風雨が地ならしするでしょうけどね。
老犬や枯れ草払う意気もなし
Final Straw by R.E.M.
てぃくる 1087 夕暮れに [てぃくる]
てぃくる 1086 自爆 [てぃくる]
(^^;;
多年生のヨモギですが、地上部は毎年更新になります。
大量の花とタネを抱えてばったり倒れている旧株は、ぎりぎりまでがんばったということでしょう。
ということで。世間知らずの若人よ。
身の程知らずにがちゃがちゃ言うようなら、摘んで茹でて刻んで餅に放り込むからな。(笑
七草粥になぜかキャベツと人参と
ほうれん草が入っていたが
ま、いいか
追記:未来記事をうっかり公開してしまいました。内容を書き換えていないので、あれえと思われた方が多かったんじゃないかと。すんません。下書きに戻しました。いただいたniceはちゃんと残ります。公開日までいましばらくおまちください。m(_"_)m
What Goes Around... Comes Around by James Farrelli