てぃくる 1123 エゴ [てぃくる]
「俺たち、そんなにわがままかなあ」
「協調性はある方だよね」
「エゴの塊みたいな見方をされるのは納得行かんぞ!」
「かと言え、今から名前変えられるのはなあ」
「めんどくさいよね」
「しゃあない。エゴでいいや。ちょっとレゴとかロゴみたいなハイソ感あるし」
「それ、ハイソかあ?」
「エゴイズム、上等じゃん! ぶいぶい言わそうぜ!」
「エコツーリズムと勘違いされそう」
……と。全然話がまとまっていかないところは、確かにエゴかもしれません。(笑
でもね。エゴノキのエゴはエゴイズムのエゴじゃありません。えぐい(えごい)が転じてのエゴです。果皮にサポニンを大量に含むエゴノキの実は、毒流し漁などに使われていました。
えぐいのは果皮だけなので、硬い殻に守られている胚珠は鳥などが喜んで食べます。もっとも、釣り餌になる虫(ちしゃ虫 エゴヒゲナガゾウムシの幼虫)が入っていることが多いので、殻を割る労力に実入りが見合わないかもしれません。(^^;;
えごのきの花散り果てて雨の帷(とばり)
Departures 〜あなたにおくるアイの歌〜 by Egoist
えごのきの花散り果てて雨の帷(とばり)
Departures 〜あなたにおくるアイの歌〜 by Egoist
私も今日の記事はエゴノキの花です^^
エゴの木の実を砕いて水につけるとシャボン玉ができるそうです!
by mitu (2024-05-10 09:48)
>mituさん
コメントありがとうございます。(^^)
エゴノキ。
初夏の木の花の中では、一番清楚な印象で好きです。
実はえぐいですが。(^m^)
石鹸代わりに使える果実としてはムクロジの実が有名
ですけど、エゴでも同じように使えそうですね。
by 水円 岳 (2024-05-11 23:34)
確かにえぐいって言葉ありましたね。最近は使いませんけど。
by JUNKO (2024-05-12 15:45)
>JUNKOさん
コメントありがとうございます。(^^)
そもそもエグみのある食品を口にしなくなっている
気がします。(^^;;
そのうち、味覚とともに言葉も古語になるのかなあ……。
by 水円 岳 (2024-05-12 23:38)