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ちょっといっぷく その204 [付記]

 いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 てぃくるで少しつなぎましたが、本編を二話だけ進めます。いずれも小ネタです。というか、これからは起承転結の結に向かっていろいろな伏線を回収していきますので、鬼面人を驚かすような展開にはなりません。いっきの心象風景を淡々と書き連ねて行くことになると思います。

 ◇ ◇ ◇

 息子の学校生活を見ていて強く思うんですが、大人の日常とはペースが異なるものの、日々は淡々と着実に進んでいくんですよね。意識の中でのイベントの重み付けが違うだけなんだろなあと。そんな風に思ったりします。

 過去にいろいろあったいっきも、今それなりに充実した学生生活を満喫しています。しかし、取り戻した日常はあくまでも仮初めの安定。高校の三年間が過ぎれば、また新たな日常を取りにいかなければなりません。

 日常が変化することに対する不安は誰でも持っていますが、何かしてもしなくても翌日になってしまいます。わたしたちは、変化がもたらす新たな日常に慣れるしかありません。
 変化に対する不安は、基本のんびり屋のいっきにとって大きなストレスになるんですが、不安だからと言って誰かが解決してくれるわけではありません。変化は、自力でこなすしかないんです。

 いっきだけでなく、いっきの周辺の人たちも事情は同じですね。そういう不安定感を織り込んだ二話になります。

 変化に直面するいっきのことを人ごとのように語りましたが、わたしとて変化のただ中にいます。定年で一区切りになり、ポジションも仕事内容も勤務形態も変わりました。いいも悪いもありません。それをこなさなければ明日が来ないわけで、立場としてはいっきと何も変わらないんです。

 ましてや、今は新型コロナの影響が深刻になっています。これまでがどうだったかを考える以前に、『今』をこなして『今の日常』を作る……そういう意識にならざるをえません。当然、これから書き進めるパートにもそんな意識が以前より強く反映されるんじゃないかなと。

 そんな風に予測しています。

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 定番化させるつもりでコマーシャル。(笑

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 でわでわ。(^^)/




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 ユリノキの若葉が薫風にそよぐようになりました。
 枯れ切った莢果が若葉の陰に隠れて、やれやれと一息ついています。



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