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ちょっといっぷく その172 [付記]

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

ただいまお弁当休暇中です。

てぃくるのネタもだんだん秋画像から冬画像になってきま
したが、もうしばらくお付き合いください。


           −=*=−


書き物から離れて与太話をちょっくら。
# 与太話しかないじゃないかというツッコミはスルー。(^m^)

今年は、地震、台風、猛暑で様々なものが壊れました。
もちろん災害のない穏やかな状況が一番望ましいのは言う
までもありませんが、壊れて初めて気付かれることも多々
あります。

日頃、ネタ元にするためにたくさん撮っている写真。
わたしは、それを『ずっとそこにある、ありふれたもの』
としてを撮り続けていましたが、今年の台風でそれらのい
くつかが永遠に戻らなくなりました。

堂々と枝を張り巡らせていたシラカシの大樹が何本も折れ
たり倒れたりして何もない空間になり、薄暗い木陰が草ぼ
うぼうの明るい疎開地に変わっています。

わたしは鬱蒼と茂る常緑樹の林を毎日見続けて来ましたの
で、今の明るい草原は破壊の跡にしか見えません。
でも、たまたま散策に来た方にとっては、今の開けた原っ
ぱがもともとの姿。

何年かしてそこがアカメガシワやヌルデ、クサギなどの早
生樹でごちゃごちゃと覆われると、草原を見慣れた方は
きっとおっしゃるでしょう。

「きれいに刈り払って、もとの草原に戻してくれ」


           −=*=−


どこにも安定というものはなく、全てが変化し続けている
のは紛れもなく事実。
ただ変化が緩やかだと、それが強く意識されないだけなん
ですよね。
だから大きな災害があった時には、誰もが変化するという
ことの意味と影響を強く考えるんじゃないか。

そんな風に思うのです。

今年の台風では、社寺のご神木、有名な並木道の街路樹、
花見名所の桜の倒伏や折損が相次ぎ、景観が一変した場所
が随所にあります。

どうか。
過去の景色を思い返し、今どうなっているかをご覧にな
り、これからどうなるかをイメージしながら、変化の中身
を検証してみてください。
変化しないというのが、むしろご自身の願望に近いという
こと。それを実感するはずです。(^^)


           −=*=−


ご意見、ご感想、お気づきの点などございましたら、気軽
にコメントしてくださいませ。

でわでわ。(^^)/




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伐り倒された巨樹の切り株 その上に落ちた種子

もう失われた生命 これから始まる生命

変化の結果 変化の始原

静かに 対比されている





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