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今年もお世話になりました [付記]


本年も拙サイトにお越しくださり、ありがとうございました。


明年も、どうぞよろしくお願いいたします。





 今年はみなさんにとってどのような年だったでしょうか。
 新型コロナで明け、新型コロナを引きずったまま暮れていく一年。社会情勢はともあれ、個人的にはコロナによる変化よりも自身の変化が大きい年でした。

 定年退職と再雇用。同じ職場でありながら、仕事の内容はがらっと変わっています。その大きな変化があったにも関わらず、退職に当たってはほとんどセレモニーもイベントもなし。わたしだけではなく関係者全てがそうなので、いいも悪いもありません。なし崩し的……という感じで、どうにもすっきりしない変化ですね。はっきり変わったのは激減した給料くらいでしょうか。(笑

 一方で、変えたかったけれども変わらなかったものもあります。そう、本編の進行です。今年は、数十話くらいどどっと書きたかったのですが、やっとこさ二話書き進めるのが精一杯。まあ、本館の長編執筆を抱えていましたので、しょうがないですね。あっちもこっちもはできません。

 ずっと同じ場所でスタックしていますので、もうそろそろ再始動の方策を考えないとなあと。来年の話をすれば鬼が笑いますが、鬼もそろそろ笑い飽きたでしょうから、ぼつぼつ足を前に出すことにします。

 つーことで、自分の今年の状況を『炎』で象徴させてみました。



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 何かに挑戦しようとする時には、どうしても熱が要ります。今年のわたしには、種火はありましたが熱源が全く足りませんでした。炎にまでは育てられなかったと思っています。退職前に比べて忙しくなっているにも関わらず、忙しく心身を動かした割に燃えなかったなあと。

 大きく明るく輝く炎がいいとは限りません。小さくても灯され続ける炎が好みです。そういう炎にするためには、もっと熱源が要ります。薪でも灯油でも電気でもいいんですけどね。来年は、その熱源をもう一度探し出し、手持ちのものも再点検する年にしたいなと思います。



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(ナンキンハゼの紅葉)


 焼べられて初めて炎の出る薪と違い、植物が自らを彩る炎には必ずしも熱は必要がなく。また、炎に熱が伴うとも限りません。いつもの営みの中の炎を見落とさないようにすること。それもまた、来年のテーマになるかもしれません。


◇ ◇ ◇


 そんなわけで。消えるでも燃え盛るでもなくゆらゆら揺れ続けた自らの炎をもう一度掲げ。来るべき年の始まりを、その暗がりを、少しだけ照らすことにします。

 どうぞ、みなさまよいお年をお迎えください。



 追伸:
 息子の受験臨戦態勢のため、年末年始のご挨拶は失礼させていただきます。
 コメ欄を閉めますが、どうかご容赦ください。






  最後の最後にガムを噛む。

   それもまた大晦日の一部。






Kindling (Fickle Flame) Elbow ft. John Grant




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