てぃくる 1062 球 [てぃくる]
エノキの大木。
競争相手がいない孤立したエノキは、上下ともこんもりと枝葉を茂らせて、まるで球のような堂々とした姿を見せます。
ケヤキも大きな樹冠を形成しますが、孤立木でも枝葉がもっと斜め上に広がる傘型になることが多く、エノキとはちょっとタイプが違う樹形になりますね。
もちろん、若木のうちからこのような球形になるわけではありません。まだ背が低いうちは上へ上へと伸びますので、痩せっぽちのっぽのイメージ。それが勢いを得て大木に育って周囲の木々を睥睨するようになると、樹形が球のように変わる……おもしろいなあと思います。
水滴と水玉の違いを議論する
Sphere by DJ Okawari