てぃくる １０６３ 末期の水 [てぃくる]
わいなあ、もうそろそろあかんねん。
落ちる前に、末期の水飲ましてえな。
オオスズメバチが樹液を舐めに来ていました。
夏の盛りであればコガネムシやカブトムシと場所取り争いになるところですが、すでに彼らはあの世。スズメバチもやがて落ち蜂となり、骸（むくろ）が地に転がります。
ちなみに樹液を出しているシラカシの木も、カミキリムシやキクイムシの被害で気息奄々なんです。傷口から菌類が蔓延するので、遠からぬうちに枯れるか折れてしまうはず。
その予想通り、この画像を撮ってしばらくして蜂の姿は全く見られなくなりました。樹液を出していた木は、危険だからと伐倒されてしまいました。
蜂と樹木。末期の水を分け合ったということになるのでしょうね。
朝寒や眼（まなこ）閉ざせぬ蜂往ぬる
Last Drink by Daniele Luppi & Greg Gonzalez
そうなんですか。伐採された木はそういう運命をたどっていたのですね。
by JUNKO (2023-10-29 18:04)
鉢などに受益をなめられると木は
弱ってしまうのですね。
伐採されてしまったなんて(*_*)でした。
by yoko-minato (2023-10-31 17:09)
＞JUNKOさん
コメントありがとうございます。(^^)
人間よりずっと長命に見える樹木ですが、生物としての
寿命より物理的な寿命が先に来ることが結構あります。
虫や菌類による被害で材がもろくなると、強風でぽっき
りいっちゃいやすいんですよね。(^^;;
by 水円 岳 (2023-10-31 23:37)
＞yoko-minatoさん
コメントありがとうございます。(^^)
蜂がかじって傷をつけることもありますが、この
木の場合、犯人は蜂ではないようです。
蜂はおこぼれにあずかってる感じでした。
木に穴をあけているのはキクイムシという小さな
虫。困ったものです。(^^;;
by 水円 岳 (2023-10-31 23:39)