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ちょっといっぷく その206 [付記]

 いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 てぃくるを三つほど続けたあとで、本編を一話だけ進めます。少し長いです。

 ◇ ◇ ◇

 新型コロナ絡みの変則勤務がどうやら一段落しそうですが、感染拡大の状況次第なので、先が読めません。

 自力ではどうしようもない事態なので、文句を言ったところで始まりません。何かと急ぎ足になっている社会全体に、何かが「まあまあ一服せえ」とブレーキをかけているような気もして。それもそうやなと苦笑している自分がいます。

 まあ……仕方ありませんね。
 昨日までの日常と明日からの日常は一致しない。
 そう割り切って、また筆を執ることにしましょう。

 えっちらおっちら。

 ◇ ◇ ◇

 次の第百五話は、いっきの始めたハートガーデンプロジェクトにとって初の、しかも輝かしい晴れの舞台になります。どちらかと言えば地味で華のない活動だったプロジェクトがコンテストで入賞したことは、プロジェクトメンバー全員誇らしく思っているんですが。

 実は、最高の名誉を吹っ飛ばしてしまうような舞台裏を見てしまうんです。

 本作はフィクションではありますが、ご都合主義の理想論を展開させるつもりはありません。いじめという形で現実の苦さをこれでもかと思い知っているいっきに、別な形での現実の苦さを印象付ける回になると思います。

 ◇ ◇ ◇

 定番化させるつもりでコマーシャル。(笑

 アメブロの本館で十年以上にわたって書き続けて来た掌編シリーズ『えとわ』を電子書籍にして、アマゾンで公開しました。第1集だけ300円。残りは一集400円です。最新の第25集も刊行しました。kindke unlimitedを契約されている方は、全集無料でご覧いただけます。







 ◇ ◇ ◇


 ご意見、ご感想、お気づきの点などございましたら、気軽にコメントしてくださいませ。

 でわでわ。(^^)/




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「こそこそする必要はないんだけど、どうもこういう薄暗いところに惹かれちゃうんだよなー」


(^^;;



 トンボエダシャクでしょうか。
 蛾の仲間は夜飛ぶイメージが強いんですが、彼のように昼間飛ぶ蛾も結構いるんですよね。




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ちょっといっぷく その205 [付記]

 いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 本編を二話だけ進めました。それを総括しておこうと思います。

◇ ◇ ◇

 第103話。
 小ネタです。と、言ってもいっきにとっては、ですけどね。(^^;;

 生徒が誰も望まないのに、前校長(沢渡校長)が作ってしまった風紀委員会。やり手の前生徒会長(大村)と現生徒会長のじん(白井)が体を張って校内警察組織になることを阻止したものの、どうしても生臭さは残ります。それを全く理解していなかった大高先生の暴走で、やっと沈静化していた生徒対先生の不穏な衝突の気配が再燃。現校長の安楽先生が迅速に動いて、委員会の顧問を斉藤先生(瞬ちゃん)に交代させましたが……。

 その斉藤先生は、猛者中の猛者として生徒たちから恐れられています。一、二年生の委員はびびっちゃったわけです。でも、斉藤先生は口は悪いんですが、筋はこれでもかと真っ当なんですよ。これまでがつがつ斉藤先生とやり合ってきたいっきは、斉藤先生の資質を知り尽くしていますから、「上手に先生を使ってね」と後輩たちの尻を叩きます。
 それしかできませんし、風紀関係のことで学校がざわついて損をするのはもういっきたち三年生ではなく、後輩たちになっていますから。

 ライブで学校生活を楽しみたいのなら、恩恵を享受するだけでなく、自力で作れ! 挑んで欲しいものを取りに行け! 斉藤先生のどやしは直球ですし、いっきも全く同感だと思っているんですよね。


 続く第104話。
 偉そうに後輩たちの尻を叩いたいっきですが、そのいっきもまだまだ芯が固まっていません。自分が立ち上げたプロジェクトなのに、さっさとその器を後輩たちに受け渡してしまい、後輩たちが新たな活動を盛り上げているのを見て、一抹の寂しさを感じています。
 それをぼやいたら、会長にがっつり突っ込まれたんですよね。

「一緒に楽しめないなら、それはいつきくんにとって過去のことなの。物欲しそうに指をくわえて見ているくらいなら、もう心のアルバムに貼ったら?」

 ……強烈です。(^^;;

 活動の継続を優先したのは、自分が楽しかったことを後輩にも体験してもらいたいから。いっきにとって、プロジェクトはとっくの間に過去のことになっています。もちろん、理屈じゃわかってるんですよ。でも人の心っていうのは、そんなに都合よくできてないんです。

 自分にとっての甘露は、同時に毒薬にもなるということ。いっきはその怖さを、完全にへたってしまった穂積さんの姿からも思い知らされます。祖父と異母兄の行長さんから守られ続けていた穂積さんは、二人の守護が消えた途端に甘露が毒に変わることを甘く見ていたんです。
 これまで毒の中にしか居場所のなかったレンさんは逆ですね。今はどんなささいな幸せでもしっかり感じ取れますし、何にトライしても地平が広がります。完全に上げ潮。

 人生のアップダウンが毒にも薬にもなる……無我夢中で走り続けてきたいっきもそうで、今までは成果を得続けてきましたし、中学までの地獄が根底にありますから充実感は半端なかったでしょう。でも、そういう上げ潮のピークは徐々に通り過ぎつつあります。

 波を捉えるだけではなく、波をやり過ごす必要もある……それはわかっているはずなんですが。いっきは、まだ制御しきれていない自分の感情の波間にぷかぷか漂っているんですよね。

◇ ◇ ◇

 さて。ここで、ワンクールかもう一丁くらいてぃくるでしのぎます。やっとこさ、最後の学園祭の手前まで来ましたので、それが書き上がったらやや長めの第105話を単独でお届けします。

 本館の方でまだ完結させていない長編があと二つ。それらにもぼちぼちピリオドを打たなくてはなりません。別館の本作はもっとも長大ですし、慌ててがつがつ進めるつもりもありません。亀の歩みのようにのんびり進みますが、気長にお付き合いください。(^^;;

◇ ◇ ◇

 定番化させるつもりでコマーシャル。(笑

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 えとわ


 ◇ ◇ ◇


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 でわでわ。(^^)/



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何かわからないものは

そのままわからない方がおもしろい


わかろうとする作業は楽しいが

それとわかって楽しいかどうかとは別なんだよね



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ちょっといっぷく その204 [付記]

 いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 てぃくるで少しつなぎましたが、本編を二話だけ進めます。いずれも小ネタです。というか、これからは起承転結の結に向かっていろいろな伏線を回収していきますので、鬼面人を驚かすような展開にはなりません。いっきの心象風景を淡々と書き連ねて行くことになると思います。

 ◇ ◇ ◇

 息子の学校生活を見ていて強く思うんですが、大人の日常とはペースが異なるものの、日々は淡々と着実に進んでいくんですよね。意識の中でのイベントの重み付けが違うだけなんだろなあと。そんな風に思ったりします。

 過去にいろいろあったいっきも、今それなりに充実した学生生活を満喫しています。しかし、取り戻した日常はあくまでも仮初めの安定。高校の三年間が過ぎれば、また新たな日常を取りにいかなければなりません。

 日常が変化することに対する不安は誰でも持っていますが、何かしてもしなくても翌日になってしまいます。わたしたちは、変化がもたらす新たな日常に慣れるしかありません。
 変化に対する不安は、基本のんびり屋のいっきにとって大きなストレスになるんですが、不安だからと言って誰かが解決してくれるわけではありません。変化は、自力でこなすしかないんです。

 いっきだけでなく、いっきの周辺の人たちも事情は同じですね。そういう不安定感を織り込んだ二話になります。

 変化に直面するいっきのことを人ごとのように語りましたが、わたしとて変化のただ中にいます。定年で一区切りになり、ポジションも仕事内容も勤務形態も変わりました。いいも悪いもありません。それをこなさなければ明日が来ないわけで、立場としてはいっきと何も変わらないんです。

 ましてや、今は新型コロナの影響が深刻になっています。これまでがどうだったかを考える以前に、『今』をこなして『今の日常』を作る……そういう意識にならざるをえません。当然、これから書き進めるパートにもそんな意識が以前より強く反映されるんじゃないかなと。

 そんな風に予測しています。

 ◇ ◇ ◇

 定番化させるつもりでコマーシャル。(笑

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 えとわ 第25集


 ◇ ◇ ◇


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 でわでわ。(^^)/




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 ユリノキの若葉が薫風にそよぐようになりました。
 枯れ切った莢果が若葉の陰に隠れて、やれやれと一息ついています。



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ちょっといっぷく その203 [付記]

 いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 お弁当休暇中です。
 いつの間にかお外がすっかり春模様になっていますが、わたしゃまだまだ冬眠中です。ぐぅ。

◇ ◇ ◇

 私ごとではあるんですが、定年で一度仕切り直しとなりました。再雇用してもらえたのはありがたいこと。でも、部署も仕事も変わります。新しい生活リズムになじむまでは、どうしてもアクティビティが下がります。これまで以上にてぃくるの出番が増えるかもしれません。

 ただ、ブログ容量がそろそろ1ギガに達しそうなんですよね。(^^;;
 画像が大きいてぃくるの過去記事だけ別にしようかなあ。noteに自分のサイトを作ったので、そっちに移すかもしれません。テキストだけなら百年くらい持ちそうなんですけどねえ……。

◇ ◇ ◇

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 でわでわ。(^^)/




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(ハナニラ)


大スターにはなれなかったけど

まだ星になってしまいたくはない

このくらいがちょうどいいかな



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ちょっといっぷく その202 [付記]

 いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 本編を二話お届けしました。いかがでしたでしょうか。
 ざくっと総括しておきます。

 ◇ ◇ ◇

 第101話。いっきが受験予定の県立大のオープンキャンパス。しゃらと二人で出かけたいっきの心理の動きをご覧いただきました。

 ここでは幸運と不運が隣り合わせになっていましたね。
 幸運。バイオ講座の先生がとてもいっきの姿勢を高く評価してくれたこと。知名度は高いけど学生への指導姿勢がおざなりな動物学講座の先生と違って、現状をしっかり押さえていながらもきちんと指導してくれそうな先生でした。いっきはほっとしたでしょう。

 ただ。先生のコメントは辛口です。先生が教えるのは高校まで。大学では共に学ぶ、だよ。はっきりと自立を要求されました。完全自立に向けてあがき続けているいっきにとっては、しんどいセリフだったかもしれません。

 不運。しゃらとの別離をはっきり意識してしまいました。自宅から通えない学校である以上、しゃらとの蜜月はどうしても『物理的に』切れるんです。もちろん、それはいっきもしゃらももうわかっています。でも約束を前提にしているしゃらと、そこに踏み込むつもりのないいっきの間には意識に落差があるんです。いっきはそれを直視せざるをえなくなってしまいました。


 第102話。こっちは辛気臭い話ですね。
 一年生の時、花屋バイトでお世話になった花農家の佐々木さんとその恋人の素美さんが実力行使(両親の承諾なく結婚)に出て、結婚に反対していた素美さんの両親がいっきの伯母である巴さんに泣きついた……という騒動。巴さんの落とした雷はお笑いですけど、結構生臭い話かと。(^^;;

 佐々木さんが普通のサラリーマンなら、巴さんは知るかいなと放り出したでしょう。でも、佐々木さんは営農組合に入っている農家です。地域での付き合いがありますし、親を頼れません。そして、素美さんは箱入り娘。短大を出たばかりで、世間を全く知りません。だからこそ、フェイルセーフのために素美さんのご両親との筋を通しておけ! とことん真っ当ですね。(^m^)

 問題はもう一つの方。いっきが関わってしまった弓削さんのケア。いっきが直接携われない以上、ケアスタッフである同居人の動静が絡む巴さんはいろいろな受け皿を確保しておかなければなりません。社会に出られるようにする前に、社会生活をシミュレーションできる場所が欲しい。そこに会長の家といっきの家を組み込めないかと打診してきました。本当にそれが可能かどうかはまだなんとも言えません。

 厳しさと優しさは対立概念ではなく、相互に裏打ちされる関係なのでしょう。いっきが会長と巴さんの対応からそれをじわっと思い知るというお話でした。

 ◇ ◇ ◇

 定番化させるつもりでコマーシャル。(笑

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 えとわ 第25集


 ◇ ◇ ◇

 さて、このあと続けて本編をと行きたいところですが、もう少しお弁当作りにかかりそうです。しばらくてぃくるでしのぐことにいたします。
# 最後の学園祭のパートがすごく厄介なのよ。(^^;;


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 でわでわ。(^^)/




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「発熱しているわけじゃないんだけどな」

「照れてるわけでもないし」

「でも寒いー」


 セダムが赤くなって寒さに耐えています。
 もう少し暖かくなってくれば緑色を取り戻すかな。



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ちょっといっぷく その201 [付記]

 いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 年明け早々、いっぷくとてぃくるで場をつなぎました。
 その間にようやっとベンピ続きだった10月の大ヤマの一つを書き切ったので、これから少しだけ話を進めます。
# 一話書くのに三年以上かかったわい。(^^;;

 三年生編の10月に入ると、明るい面で大きなヤマが二つ来ます。ただ、その明るい面には裏がついていて、反対側を見ればそれは喪失。明暗の両面を対比しながら書かなければならないので、本当にしんどいんです。
 とりあえず最初の一つは書けたので、残りのヤマもががっと書いてしまおうと思っています。

 これからお届けする9月の残り分は、10月の展開前の助走ということになりますね。

◇ ◇ ◇

 第百一話と第百二話は、いずれも離陸に向けた準備運動の話です。離陸が必要なのは、いっきとしゃらだけではないんですよ。期限があらかじめわかっている学生は終点から逆算して離陸準備をしますが、オトナの場合はそうはいかないわけんです。
 そんなことを題材に、これからの二話を読んでいただこうと思います。

 二話とも「ああ、こういうのあるある」と思わずにやっとする展開になると思います。(^^)

 間にてぃくるを挟みながら、一ヶ月ほどかけてお届けしてまいります。
# その間にお弁当作らなきゃ。(^^;;

◇ ◇ ◇

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 でわでわ。(^^)/




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「スイセンだからって、なんでも水に流せるってわけじゃないぞ!」

「なに怒ってんだよ」

「犬に、しっこひっかけられた」


  (^^;;



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ちょっといっぷく その200 [付記]

 いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 本年初めてのいっぷくになりますが、早々にいっぷくしてていいんかいとツッコミが入りそう。(^^;;

 まあ、ぼちぼち参ります。

 ◇ ◇ ◇

 まず、年初なので一応目標を。今年は、完全にストップしてしまっている本編を少しでも進めたいと思います。三年以上スタックしたままなので、リハビリをかねて少しずつということになりますが、一年に二十話くらいは進められたらなあと。
# 鬼が笑いますね。(^^;;

 それと同時に、これまで書き終えた分をリファインして行こうと思っています。書き始めたのが十年以上前ですから、最初の頃のはお粗末なところが結構あるんです。それを手直しして行こうかな、と。
 新規に書く分と並行しての作業になりますので、推敲はのんびりやります。(^^;;

 ◇ ◇ ◇

 定番化させるつもりでコマーシャル。(笑

 アメブロの本館で十年以上にわたって書き続けて来た掌編シリーズ『えとわ』を電子書籍にして、24集全てアマゾンで公開しました。第1集だけ300円。残りは一集400円です。kindke unlimitedを契約されている方は、全集無料でご覧いただけます。(^^)/


 えとわ


 第25集の刊行は、本年前半になると思います。


 ◇ ◇ ◇

 このあと、またしばらくてぃくるを続けます。ご容赦ください。m(_"_)m


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 でわでわ。(^^)/




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「なんや、いっぱいあってな。その中の一つが当たりらしいんや」

「ほう。当たったらどうなるん?」

「トイレの住人になる」



  (^^;;



 いや、全部当たりです。(笑
 センダンの果実は有毒です。口になさいませんよう。






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あけましておめでとうございます [付記]

あけましておめでとうございます

今年もどうぞよろしくお願いいたします




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千年生き続ける木はあるが

千年生き続ける人はいない


千年生き続けることは叶わないが

千年残るものを考えてみたいと思う






 台風の猛威に耐えたクスノキ
 これでもせいぜい百数十年程度の若い木なんです。
 これからも、自らを存在の証としてここに君臨し続けるのでしょう。

 その樹下に立ち、梢を見上げ、たった一年のことを懲りもせずに思い悩むことにします。

 だって、わたしはクスノキじゃありません。
 人間ですから。




  一年(ひととせ)を詰め合はせたる雑煮かな






Learning How To Fly by Tuck And Patti



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今年もお世話になりました [付記]

 今年はコロナに明け、コロナで暮れる一年になりましたね。

 夫婦の母親二人が北海道、わたしたちは大阪。どちらも感染者数が多い地域で行き来がはばかられたため、わたしは一度も帰省できませんでした。
 来年は収束してほしいと思うんですが、こればかりは祈るしかありません。

 定年前の最後の年なのにコロナで全てが激変し、来年は全てがどたばたの中でXデーを迎えそうです。まあ、そういう年もあると開き直るしかないですね。

◇ ◇ ◇

 本編は、ぱたりと筆が止まってしまいました。複数の連載を取っ替え引っ替えで書いていますので、今年は気合いが入らなかったということなのでしょう。

 それでも、本館のえとわシリーズを電子書籍化したり、みさちゃんのシリーズを進めたり、中編のクリスマスストーリーを書き下ろしたりと、執筆活動自体は充実していました。

 来年は、本館もぼちぼち書き進めたいと思います。

◇ ◇ ◇

 コロナのこと以外でも、世界的に分断と相互不信に蝕まれた不穏な年になりましたね。
 来年は、少しでも利他を考えたいなと思います。「あいつらだけがなぜ得をする?」じゃなくてね。

 一人が万人を生かすことはとても尊いと思いますが、万人が一人を殺めることには何の意味もありません。万人にとっても、その一人にとっても、です。そういうことを深く考えさせられる一年だったと思います。

◇ ◇ ◇

 ともあれ、この一年の嫌なこと、苦痛だったことは、全部置いていきましょう。
 来る年に、まっさらな気持ちで新しい自分に向き合えることを心から祈念して。

 みなさま、どうぞよい年をお迎えください。



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(オニタビラコ)




 なお、年末年始のご挨拶は諸事情によりご遠慮させていただきます。
 コメント欄を閉めますが、どうかご容赦ください。





  立ったまま年越しをする竹箒






Goodbye Look / Walk Between the Raindrops by Liane Carroll



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ちょっといっぷく その199 [付記]

 いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 今年最後の一服です。
 短く、さっくりと。

◇ ◇ ◇

 今年は、本編をあまり進めることができませんでした。来年も、正直かなり微妙なところです。三年生編の十月がなかなか乗り切れないんですよね……。

 まあ、慌ててもしょうがありません。じみじみと書き進めながら少しずつアップしていきたいと思います。年間十話くらいが目標になりますかねえ。あと数十話で完結だというのに、とんだ大ブレーキで。とほほ。(^^;;

◇ ◇ ◇

 本編が進まない分、てぃくるがずいぶんと進みました。てぃくるでは必ず画像を使うので、じわじわとブログの残り容量が画像で狭くなってきました。

 そのうち、てぃくると本編を分けてブログを二つにしなければならないかも。それもなあ……。
 まあ、本編執筆をがんばります。(^^;;

◇ ◇ ◇

 明日、年末のご挨拶をして、年始のご挨拶のあとで来年前半の執筆計画を200回目の一服とします。そのあとは、もうしばらくてぃくるでしのぎます。(^^;;

 あ、それと。諸事情ありまして、年末年始の記事はコメント欄を閉めます。どうぞご了承ください。

◇ ◇ ◇

 ご意見、ご感想、お気づきの点などございましたら、気軽にコメントしてくださいませ。

 でわでわ。(^^)/




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「レッドカーペットは、VIP専用なんだろ?」

「そう。俺たちグリーンカーペットは侘び寂び専用だ」


  (^^;;





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