今年もお世話になりました [付記]
あっという間に一年が過ぎてしまいました。
もっといろいろしたいこと、しなければならないことがあったような気がするんですが。慌ただしく走り回っている間に、時の隙間にぽろぽろ落ち込んでしまったようです。
そうこうしているうちにSSブログ閉鎖のアナウンス。
10年以上ここで長編を書き連ねてきたので、本当に寂しいです。
ぶつくさこぼしていても仕方ないので、来年は新たなプラットフォームの構築をどうするか考えながら、本編の再開を模索したいと思います。

本年のご訪問に感謝いたしますとともに、来年もまた変わらぬご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
みなさま、よいお年をお迎え下さい。
年の瀬に年の背を見送る
Maybe This Time by Michael Martin Murphey
てぃくる 1192 燃え落ちる [てぃくる]
メタセコイアの葉が真っ赤になりました。
紅葉の盛りには実に見事な火柱になるんですが、鮮やかに色づくまでには一ヶ月以上かかっていますし、画像のように真っ赤に染まればすぐ落葉してしまいます。まさに一瞬の美。

燃え落ちるときは。
葉がぱらぱら散るだけではなく、羽片が枝ごとばさっと落ちることも多いのです。まるで、早く消火しないと木全体が燃え落ちてしまうと慌てているかのように。
地上が降り注いだ火の粉で埋まる頃には。
夕日の残照が、寒そうな幹や枝をほんのり温めるだけ。
寒風で枝が軋む音だけがかすかに響くようになります。
消し炭のうへに証紙の燃へ残り
果たされぬまま消ゆるものあり
Burn the Red by Karliene
てぃくる 1191 とんがる影 [てぃくる]
俺を見て
こいつとんがってると
敬遠するやつがいる

見た目ほどとんがってはいないんだが
最初から棘のないやつよりは
とんがって見えるんだろう
けどな
どれほどとんがって見せたところで
意味がないんだ
とんがって
誰かを傷つけることはないし
とんがって
自分を守ることもできない
せめて
影だけでも危なそうに見えないかなあと
日がな一日
日光浴をしている
かさこそ
◇ ◇ ◇
影。
本体の性質がぼやかされることも、強調されることもある。
だが、それらはしょせん影にすぎない。
本体がなければ存在しえず、本体が去ると同時に消える。
にもかかわらず。
影にしか目を遣らない御仁のなんと多いことよ。
閑居して我が身を日時計にする
Shadows of Longing by Mona Slowly
ちびっとおしらせ [付記]
ショートノーティスです。
SSブログからseesaaブログへの記事移行が終わりました。
SSブログ閉鎖に伴うブログ移転先は暫定的にseesaaブログにしていますが、足跡機能のないブログサービスではコミュニケーションの手段が極端に少なくなります。コメントを書くのはすごくハードルが高いんですよ。(^^;;
ですので、先々再引越しすることになるかもしれません。エディターが使いやすいのは小説サイトのカクヨムなんですが、完全にテキストベースのサイトなので本文に画像を組み入れることができません。
画像を入れて記事を書くならnoteが使いやすいんです。現在もてぃくるはそちらに移しています。でも、noteに足跡を残せるのは登録会員だけです。そこがねえ……。
他のブログサービスをまだしっかり比較していないので、多忙期が過ぎたらぼちぼち次の算段を考えようと思います。
とりあえず来年の一月いっぱいまではこちらでてぃくるのみアップしていきます。seesaaの方はしばらくエディターの使い方を覚えることだけに専念し、本編の再開はseesaaで行うことにいたします。ミラーをどうするかなあ。てぃくるは基本幕間繋ぎなので、seesaaにミラーせずnoteに持っていくかもしれません。来年二月以降はこちらでの更新を停止し、seesaaで記事を上げていく予定です。
今のところ、しばらくはseesaaにリダイレクト(自動転送)させずにこちらで記事を上げていく予定。seesaaの方は来年までペンディングです。
ともあれ、まだ仕事がばたついているので予定は不確定です。ううう、しんどいよう。(^^;;

「紅葉と黄葉。発音は同じだよね。どうやって区別するの?」
「色で」
SSブログからseesaaブログへの記事移行が終わりました。
SSブログ閉鎖に伴うブログ移転先は暫定的にseesaaブログにしていますが、足跡機能のないブログサービスではコミュニケーションの手段が極端に少なくなります。コメントを書くのはすごくハードルが高いんですよ。(^^;;
ですので、先々再引越しすることになるかもしれません。エディターが使いやすいのは小説サイトのカクヨムなんですが、完全にテキストベースのサイトなので本文に画像を組み入れることができません。
画像を入れて記事を書くならnoteが使いやすいんです。現在もてぃくるはそちらに移しています。でも、noteに足跡を残せるのは登録会員だけです。そこがねえ……。
他のブログサービスをまだしっかり比較していないので、多忙期が過ぎたらぼちぼち次の算段を考えようと思います。
とりあえず来年の一月いっぱいまではこちらでてぃくるのみアップしていきます。seesaaの方はしばらくエディターの使い方を覚えることだけに専念し、本編の再開はseesaaで行うことにいたします。ミラーをどうするかなあ。てぃくるは基本幕間繋ぎなので、seesaaにミラーせずnoteに持っていくかもしれません。来年二月以降はこちらでの更新を停止し、seesaaで記事を上げていく予定です。
今のところ、しばらくはseesaaにリダイレクト(自動転送)させずにこちらで記事を上げていく予定。seesaaの方は来年までペンディングです。
ともあれ、まだ仕事がばたついているので予定は不確定です。ううう、しんどいよう。(^^;;

「紅葉と黄葉。発音は同じだよね。どうやって区別するの?」
「色で」
噛み合わない会話を聞き流し、赤い葉も黄色い葉も次々に散っていく。
落ちてしまえば結局同じだよと手を振りながら。
ちょっといっぷく その234 [付記]
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
しばらく更新が空きましたが、業務と本館運用がどちらも忙しくて、別館のこちらにまで手が着けられませんでした。まだ多忙がピークアウトしていないので、今後しばらく記事アップの間隔が空くと思います。ご容赦ください。
◇ ◇ ◇
できるだけ早く本編再開にこぎつけたくて、ああでもないこうでもないと書いては消しを繰り返していましたが、本編再開の前にSSブログが消滅してしまうことになって、ほんまにがっかり。
一応、急拵えでseesaaに同名のブログをこさえたんですが、引越し用のツールがないと画像が移せません。テキストメインの記事が多いといってもそれなりに画像枚数があるので、お引越しに際してはいろいろありそうです。
それに、seesaaにはniceや『来たよ』に相当するスタンプ機能のようなものがそもそもありません。来訪者の『数』しかカウントできないのはちと寂しい。メインブログのあるアメブロにはnice機能があるので、そっちに持っていくのが一番楽そうなんですが、アメブロは記事を書き出せない(そもそもバックアップが取れない)のがネック。どうしようかなあ……。
いやいや、今ばたばた慌ててもしょうがありません。しばらくseesaaに引っ越して、ブログの軽量化を進めつつゆっくり今後の方針を立てていこうと思います。
◇ ◇ ◇
別館のここだけでなく、本館の方も自転車操業化しつつあり、今までのペースで記事を書き連ねていくのはどうもしんどそうです。話が途中で止まっている小説が別館のここを含めて五本以上あるので、それらにも順次オチをつけていかないとならないし。
来年度は勤務条件が変わり、短時間勤務になります。収入はがくっと減りますが、時間は余裕を持って使えるようになります。『書く』量、『読む』量を少し増やせるかな。新しいスケジュールで執筆活動を始める前に、別館の運営方法をしっかり決めておかないとね。(^^;;
◇ ◇ ◇
SSブログ閉鎖に伴い、幕間繋ぎのてぃくるはハイペースでnoteに移し替えていく予定です。
noteに移植したてぃくるは、こちらでご覧いただけます。
note:マガジン『てぃくる』
◇ ◇ ◇
定番化させるつもりでコマーシャル。
アメブロの本館で十年以上にわたって書き続けて来た掌編シリーズ『えとわ』を電子書籍にして、アマゾンで公開しました。第1集だけ300円。残りは一集400円です。
現在、第29集まで刊行しております。近日中に第三十集の発刊を行う予定で、現在推敲作業中。いやあ、とうとう通算千五百話を突破したわ。我ながらびっくり。(^^;;
kindke unlimitedを契約されている方は、全集無料でご覧いただけます。
◇ ◇ ◇
ちゅうことで、更新間隔が空きましたが、元気にしております。しばらく記事アップのペースが落ちますが、仕事でこき使われているからですのでご心配なく。(^^;;
ご意見、ご感想、お気づきの点などございましたら、気軽にコメントしてくださいませ。
でわでわ。(^^)/

「おっちゃん。すっかり影になってもうたな」
「ええねん。影すらなくなったら、人生もうお終いや」
(^^;;
てぃくる 1190 見かけによらない [てぃくる]
「なんや、黒くて汚いもんがぶら下がっとるな」
「そういうやつには分けてやらん」
「そんなばっちいもん、頼まれたっていらんがな」
「おいしいんやで。味も知らんと、かわいそうに」
「他にいっぱいうまいもんあるから、いらん」
「ほう。買う銭あるんか」
「……ない」

(^^;;
確かに、高い銭こを払えばおいしいものはいくらでも食べられます。でも、野生動物はそもそも銭こを持ってないんです。秋は、餌がひどく少なくなる冬が来る前にしっかり栄養補給をしておかなければならない時期。どの動物も甘くておいしい果実をこぞって食べ漁ります。
画像の『黒くて汚い』果実はムクノキの実。樹木の液果の中では大きい部類に入るでしょう。しっかり熟すととても甘くなり、タヌキが喜んで食べます。ムクノキが豊作になった翌年には、タヌキのトイレからムクノキが山のように生えてきます。
残念ながら、今年は不作年。タヌキのトイレをチェックしているんですが、出てくるのはイチョウの種子(銀杏)とセンダンの種子。いずれも臭いわ有毒だわで、いかな悪食のタヌキでも喜んで食べているわけじゃないはず。でも、好物のムクノキもマメガキも不作なら、食べられるものをしっかり食べないと冬を越せません。
飽食の時代と言われて久しいですが、わたしたちにもいずれ食べるものを選べない冬の時代が来る……そんな予感がします。
あ、ムクノキの実はわたしたちが食べてもおいしいです。野生樹木の果実の中では、酸甘のバランスがいいトップクラスの食味でしょう。
狐狸の里には『人』という妖怪が出る
Forbidden Fruit by Kandace Springs
てぃくる 1189 師走の紅葉 [てぃくる]
「紅葉ってのは秋のものじゃなかったのかい?」
「細かいこと言いなさんな。師走に紅葉狩りができるんだ。プラスに考えなきゃ」

「楽観的に考えられるあんたがうらやましいよ」
「ほう?」
「値上げ値上げで、体だけでなく懐まですっかり寒くなったガラの悪いのがうろうろしててよ」
「む!」
「そいつらが紅葉を狩らずに親父を狩るんだ」
「世も末だな……」
(^^;;
こういうのがギャグではなく現実化しつつある世の中ってのは、実際どうなんでしょうかねえ。『闇バイト』が『病み売人』に見えて仕方がない昨今です。
ともあれ、師走が始まりました。あと一ヶ月。多忙な時期をなんとか乗り切りましょう。(^^;;
Arbeit Macht Frei (働けば自由になる)
第二次世界大戦中、ユダヤ人強制収容所のゲートに掲げられたスローガーンです。自由って……なんですかね。
Arbeit Macht Frei by Area