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ちょっといっぷく その213 [付記]

 いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 年明け最初のいっぷくですが、本編が進んでいないので近況報告のみ。
# いっぷくしてばかりでいいのかというツッコミはご容赦を。(笑

◇ ◇ ◇

 掌編は欠かさず書き続けているものの、文量の多いものに取り組もうという意欲がちと減退しています。
 なんでもかんでも新型コロナのせいにするつもりはありませんが、ずっと落ち着きなさを引きずっている感じで、集中できないんですよね。

 オミクロン株についてはまだ評価が定まりきっていませんし、第六波の山が潰れるまではひたすら辛抱するしかありません。ノリの悪い時に長いのを書けないのは経験的にわかっているので、しばらく冬眠するしかないようです。

◇ ◇ ◇

 書けない時には読めばいい……その通りなんですが、読書効率もなかなか上がりません。再開したばかりの読書のわくわく感が少し薄れ、義務感が漂ってきたのが辛いところ。もともと乱読派ではないので、脳を鷲掴みにして引きずり回すような作品でない限りゆっくりとしか読めないんですよね。

 こちらも書く方同様に少しペースダウンさせるしかありません。電子本はその点便利です。どれほど本を詰め込んでも重さが変わらないので、読みたい本だけを好きな時に読むという欲求にはぴったり。問題は、読みたい本がそれなりに高価だということでして。(笑

 キンドル・アンリミテドの書庫に収蔵されている作品はかなり偏っているので、読書欲求を満たすには寸足らず。しばらくはあの手この手で古書の山から発掘作業するしかなさそうです。

 ◇ ◇ ◇

 定番化させるつもりでコマーシャル。(笑

 アメブロの本館で十年以上にわたって書き続けて来た掌編シリーズ『えとわ』を電子書籍にして、アマゾンで公開しました。第1集だけ300円。残りは一集400円です。最新作は第25集で、第26集も年内には刊行予定です。
 kindke unlimitedを契約されている方は、全集無料でご覧いただけます。







 ◇ ◇ ◇

 今年は、体感的に寒いなあとうんざりする冬になりました。それでなくとも新型コロナでくさくさしているのですから、心まで冷やさないようにぼつぼつ準備運動に励もうと思います。

 本編再開までにはまだかなりかかると思いますが、ずっと休ませていたエンジンの暖機運転を始めることにしましょう。
# すぐエンストしたりして。(^^;;


 ご意見、ご感想、お気づきの点などございましたら、気軽にコメントしてくださいませ。

 でわでわ。(^^)/




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「やっぱり真冬は野菜が高いなあ。ハンバーガーにレタスを挟めないや」
「紙でレタスを作ってみたんだけど。挟む?」
「それになんの意味があるんだ!」」


 (^^;;




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あけましておめでとうございます [付記]


あけましておめでとうございます


本年もどうぞよろしくお願いいたします



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(ブナの果実)




【初日の出】
 年越しで飲みすぎて、こたつでそのまま潰れていた。眩しくて見上げたら、それが初日の出だった。
 ただし。俺の部屋には窓がない。電球の灯りでも、最初に目に入りゃあ立派に初日の出さ。

【雑煮】
 雑に作っているわけでもないのに雑煮というのはかわいそうだと言ったら、あんたの分は雑に作ってあると言われた。ああ、そうですかい。でも、餅の代わりに古石鹸が入ってないだけまだましだ。

【お節料理】
 お節介な料理のことだと思っていたが、いつも通りの食事だったので、料理はなにもお節介してくれない。ただの卵焼きを伊達巻に見立てて懇願する。なあ、たまにはお節介してくれよ。

【屠蘇】
 酒と屠蘇とは違うらしい。俺は、字が易しい酒の方が好きだなあ。ういっ。

【門松】
 門でずっと待ってたところで、郵便配達のおっさん一人きやしない。寒いから待つのはおまえに任せたと言い置いてきた。
 冥土の路の一里塚と詠んだのは一茶だったか。コスプレしたメイドが来るならともかく、新年早々物騒な歌を詠まんでほしい。

【お年玉】
 もらえることはもうないが寂しいとは思わない。寄越せとうるさくつきまとうやつにも久しく会っていない。
 もっとも、閻魔から年玉なんざもらいたくはないし、貧乏神にくれてやりたくもない。黄ばんだポチ袋を置いて、薄ら笑いをくれてやる。ほら、こいつが俺のお年玉だ。

【凧揚げ】
 凧がひょいひょい上がる勢いで運気も上がってほしいが、上がるのは家賃と食費ばかりだ。商売は上がったりだし、ちょっと動いただけでも息が上がる。
 ろくでもない上がりものは、おまえさんが空に持っていってくれ。そうしたら、俺が糸を切るから。

【羽根つき】
 運がつくなら嬉しいが、羽根がつけてもご利益がない。だいたいあんなごてごてとケバいラケットで小さいシャトルがうまく打てるわけないだろ。おっさんが羽根をつくのはキモいと言われたし。余計なお世話だ!

【独楽回し】
 そんなもんより、誰でもいいから世の中をうまく回して欲しい。俺はいいように振り回されて目が回ってるよ。

【福笑い】
 笑えるような顔なら俺がいるから十分だ。あんたに協力してもらうまでもない。おかめにそう言ったら、渋い顔をされた。まあ……俺がそんな風に仕立てたんだが。

【書初め】
 筆と炭と半紙。そのどれ一つとしてないから、書けないし、書かないよ。まあいろんなところを欠いてるから、それでいいんだろう。わざわざ書くまでもない。

【年賀状】
 増えてほしくない時にはうんざりするほど増え、減ってほしくない時にはこれでもかと減る。ダチがそう愚痴っていたから鼻で笑った。ふん、最初から一枚も来なければこれ以上減ることはないんだ。増減を気にする方がおかしい。

【初詣】
 悪態をついても誰も聞いてくれないから、どんどん無口になる。無口になると、みんながいい人だと勝手に思ってくれる。それはありがたいんだが、俺は本当はとことん悪態をつきたいんだよ。
 仕方がないので、初詣に出かけた時に神仏に向かって散々悪態をつく。それで腹を立てるようなちんけな神仏なら、最初から願い下げだ。

【元旦】
 一年に一度しかないとありがたがるやつが多いが、そういうやつほど次の日にすっぱり忘れる。どんな名前がついていたところで、一日が伸び縮みするわけじゃないんだ。変な肩書きをつけられた一日は、本当に迷惑してるだろう。
 ご苦労さんと言いながら、日めくりのでかい日の丸を破り捨てる。向こうさんもきっとあかんべえしてたんだろう。俺以上にでかい顔しやがってと。



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(チビホコリタケ)



(^^;;




 まあ、新型コロナのこともあって、いろいろストレスの溜まる今日この頃です。たまにはこんな風に、身も蓋もない年始の挨拶があってもいいかなあと。

 え? だめ? けちぃ。(笑





  「いい人」を装う者も装わぬ者も
    諸々集い柏手を打つ






When You Say Nothing At All by The Petersens




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