ちょっといっぷく その165 [付記]
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お弁当休暇中ですが、あまり進んでいません。(^^;;
まあ、いつものことですね。
締め切りがある作業ではないので、書ける時に一気にががっ
と書くことにします。
−=*=−
人間、呼吸をしないと生きていけません。
吸って吐いて、吸って吐いて、その繰り返しですね。
本小説の執筆に取り掛かったのは、もう十年前になります。
書き始めて今に至るまでは、徹底的に吐くプロセスでした。
頭の中にあるいっきやその周辺人物の生き様を、これでもか
と吐き出して形にする。
それを十年にわたってずっと続けてきたんです。
私の脳内の風景が、薄れたり消えたりしたわけではありませ
ん。
でも、ずっと吐き出し続けてきたことによる勤続疲労が、じ
わりと文章を侵しているように感じるんです。
本小説におけるわたしの執筆スタイルは、平易な言葉の積み
重ねで情景と心象を見せる……です。
特別感性や知能が飛び抜けているわけではない高校生のいっ
きが、大文豪のような表現をするはずがないからです。
いっきの一人語りで地合いの文章がありませんから、なおさ
らなんですよ。
でも、いっきへの密着度が上がれば上がるほど、思考や行動
の表現に既視感が増えて、息苦しさを覚えるようになってし
まうんです。
一度息を止め吐き出すプロセスを中断して、しっかり息を吸
い込みたい。
なので、今いただいているお弁当休暇はかなり長くなるかも
しれません。
−=*=−
ご意見、ご感想、お気づきの点などございましたら、気軽に
コメントしてくださいませ。
でわでわ。(^^)/