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ちょっといっぷく その161 [付記]

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

年が明けたあともしばらくてぃくるで引っ張りましたが、ぼ
ちぼち本編を動かします。
そうは言ってもお弁当作りが進んでいるわけではありません
ので、いくつか進んだところでまた小休止になると思います
が。うう。(^^;;


           −=*=−


さて。
本編休止前の第六十九話は、夏期講習前のいっきの心境を描
いたもの。
志望校を仮決めしたものの、まだそこを目指す強い動機やモ
チベーションが不足しているいっきは、今いち気合いが入り
ません。

その不完全燃焼感をたっぷり引きずりながら、お寺での勉強
修行に出かけますが……。
はてさてどうなりますか。

二週間の修行生活。
いっきはその間、これまで彼を羊水のように抱きとめてくれ
ていた多くのサポーターたちから強制的に切り離されること
になります。

家族やしゃら、友達、先生、学校、近所の人たち……。
今まで隣にあって当たり前だったものが、何もないんです。
それは、いくら限られた期間であってもいっきにとって強烈
なストレスになるはず。

でも、その孤独くらいはクリアしないと先の見通しが立ちま
せん。いっきは、志望校に合格すれば家を出て下宿する予定
ですからね。
いっきにとっては、初めて先を見据えたポジティブな形で自
分を独りに追い込むことになります。

中学時代のいじめによる孤立は、いっきが決して望んでいな
かったことでした。その孤独感に対する反発と恐怖心をエネ
ルギーにして、高校に入ってからのいっきは猛烈な勢いで友
達を増やしたんです。

それは、いっきの方から積極的に打って出たという性質のも
のではありませんでした。
いっきがどこかから出していたSOSフェロモンを感じ取っ
て、同族が寄り集まってしまったんです。

だからこそ、強い絆が生まれたと同時に、狂った距離感によ
る反作用もどどっと押し寄せてきてしまいました。
そして、いっき自身がそれらを上手にコントロールできてい
ません。

徐々に……とか。なんとなく……とか。
そういうマイルドな方法で調整できなかった部分を、自分を
日常から切り離すことで強制リセットする。
夏期講習編では、自らを追い込んだいっきの意識の変化を見
ていただこうと思います。

一話あたりの長さはそれほどありません。
まあ……勉強する時間が圧倒的に長いですからね。(^^;;

しかし文量はコンパクトなんですが、この短い期間にいっき
がいくつもの重大な決断を下していきます。
それがみなさんの予想と一致するか。

じっくりご覧になってください。(^^)


           −=*=−


ご意見、ご感想、お気づきの点などございましたら、気軽に
コメントしてくださいませ。

でわでわ。(^^)/





kgm.jpg
(クロガネモチの果実)




「あなたの落としたのは金のマラカスですか? 銀のマラカスですか? ただのマラカスですか?」

「赤いマラカスです」


「想定外の回答には反応できません」


う。まんぼっ!


(^m^)



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